皐月賞 予想

【皐月賞】は言い換えればほぼダービー馬決定戦です。大方、このメンバーにダービー馬がいます。
去年こそ毎日杯組のシャフリヤールがダービー馬になりましたが、藤原先生が丁寧に馬を作る厩舎こそのローテーションでした。 しかもエフフォーリアとはハナ差。
皐月賞からの巻き返し組みで日本ダービーを獲った馬は必ず皐月賞で好走しています。ここで権利を取って日本ダービーに臨みます。(近年は5着までに日本ダービーへの優先出走権)

閉幕週の中山芝2000mは本当にタフで強い馬を決めるのに相応しいコースだと思われます。
皐月賞馬は過去を振り返っても全馬強い。 ここで好走した馬からダービーを勝てる馬を探すのが通例です。
トリッキーなコースにも関わらず、強い馬がしっかり勝つ。
日本ダービー馬を皐月賞で見つけます。
そして皐月賞も獲る!

皐月賞(2022) 中山 芝2000m

人気順データ(過去10年)

1人気【3.1.1.5】複勝率50%
2人気【2.3.0.5】複勝率50%
3人気【1.2.3.4】複勝率60%
4人気【1.2.1.6】複勝率40%
5人気【0.0.0.10】複勝率0%
6〜9人気【3.2.4.31】複勝率22%
10人以下【0.0.1.82】複勝率1%

上位人気6〜9人気が好成績。

脚質別データ(過去10年)

逃げ【0.1.1.12】複勝率14%
先行【3.5.4.20】複勝率37%
差し【7.2.5.62】複勝率18%
追込【0.2.0.49】複勝率3%

逃げと追込は苦戦傾向。先行馬や中団馬が好成績。

アナライズシートでの傾向

全競馬場の中でもかなりタフな2000mコース。 立体コース図
過去のラップを見ても、クラス平均で流れ、前後半イーブンペースになりやすいのが皐月賞です。

人間で例えれば、スターの逸材の高校生の集まりで1500m走をほぼダッシュのスピードで走り続け、4分40秒を切ってくるような感覚です。
筆者はサッカー部出身で、よく部活中に1500m走を行い、そんなダッシュみたいなペースで5分を切れる訳が無い…と思ったエース格のフォワードの走りに脱帽していました。(本当にダッシュにほぼ近いのです!)

話を皐月賞に戻しますと、未来のスター勢揃いで初顔合わせもたくさんいる中での皐月賞。
最近は直行ローテも増えてきたので尚更です。
しかもトリッキーな中山コース。実力通りに着順が比例しないのも多々。
だからここでの見極めが馬券的には美味しいのです。
ダービーの頃には競馬ファンは強い馬がほぼ皐月賞の結果でわかっています。近年、ダービーの配当は全く美味しくない。(尚且つ東京2400mは実力通りに決まりやすい。)

だからこそ皐月賞での実力把握が馬券的には大事なのです。

アナライズシートの傾向では、テン35秒台後半なら前残りを狙うのも有りだが、基本このレースは流れるのでテン34秒台なら、純粋に上がり1位や2位を軸にするのが良い。
番手や好位で残るのは相当スローか規格外馬ではないと不可能。(2016年は相当な風もありハイペース。)

皐月賞のクラス平均前半3F34.8〜35.1秒。これはかなり速いです。
3歳牡馬の最高峰の戦いに相応しいラップです。
トライアルレースのラップを比較します。

比較

ホープフルS → 35.9/36.3(良)
クラス平均前半3F(36.5) キラーアビリティ

京成杯→ 35.7/35.5(良)
クラス平均前半3F(36.3) オニャンコポン

共同通信杯→36.1/34.3(稍)
クラス平均前半3F(35.8) ダノンベルーガ

弥生賞→36.2/35.2(良)
クラス平均前半3F(36.1) アスクビクターモア

スプリングS→ 36.7/35.3 (稍)
クラス平均前半3F(36.4) ビーアストニッシド

若葉S→36.5/35.3(稍)
クラス平均前半3F(36.0) デシエルト

毎年のことですが、トライアルレースより必ず皐月賞の方が締まったレースになります。 トライアルレースはそれほど流れないのが通例です。
皐月賞は好メンバーも揃い、一気にレースレベルがアップします。
クラス平均前半3F34.8〜35.1秒。がそれを現しています。

今年も展開が物を言うレースになりそうです。

展開予想

16番デシエルトと13番ビーアストニッシドがハナ争い。ただ両騎手ともビュンビュン逃げるタイプではなくそこまで争うことはない。
番手に2番アスクビクターモア、7番ボーンディスウェイ、4番キラーアビリティが続く。その後ろに2人気1番ダノンベルーガ、14番ジオグリフ。
1人気の12番ドウデュースは中団より後ろになりそう。そして18番イクイノックスは枠的にも最後方に近い形も考えたい。(ルメール騎手が向こう正面で捲る可能性も有る)

稍重も考慮して前半3Fは35.7〜36.0秒のかなり遅めの設定にした。去年も稍重だったがそれと似た形になる。
となると先行勢中団の上がり1位2位を絡める馬券で臨みたい。
桜花賞の反省から、アナライズシートと展開に背く馬は今回は買わない方向にする。

馬券

◉【2】 アスクビクターモア
番手からの4角先頭。15年のキタサンブラックや21年のタイトルホルダーのような形を期待する。調教もかなり良い。ペースが落ち着けば馬券内はある。 ロゴタイプのような馬に見える。ダービーに余力を残さずここをメイチと言った陣営にも期待。

◯【1】 ダノンベルーガ
ベストポジションの位置。上がり1位は当馬かイクイノックスだが展開や位置取り的にダノンベルーガを上位にした。

▲【14】ジオグリフ
ベストポジションより少し後ろの位置。上がり2位または3位の中団馬で3,4角で上がって行くシーンを見たい。喉鳴りは心配だが、頭まである単穴候補。 共同通信杯組が強いとの見解。

タビ
タビ

アスクビクターモアとジオグリフの単勝。
ワイド5%アップだし、3頭BOXの2連系で買うニャー!

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