荒れたレースの原因調査隊 第2回(エリザベス女王杯編)

エリザベス女王杯(2021) 回顧

筆者の大好きなコーナー。なぜ、このレースは荒れたのかを原因を探る。レース回顧、第2回のコーナーがやって来ました。(笑)
この荒れたレース考察を競馬仲間とあれやこれやと話すのが好きなんです。
これを筆者も含め、皆さまも事前に察知できる様に競馬脳を鍛えましょう! レース予想で事前にお伝えできる様に必死で理由を書き留めておきたいと思います。
第2回は去年、2021年のエリザベス女王杯。
1人気は大阪杯の勝ち馬、1番レイパパレ。2人気は秋華賞馬、3番アカイトリノムスメ。3人気はオールカマー&日経賞の勝ち馬、9番ウインマリリンでした。

では、振り返ります。

理由1 かなりのハイペースになった

14番ロザムールと7番シャムロックヒルの逃げ争いは想定内でしたが、速くてもクラス平均前半3F辺りでHペースは想定外でした。シャムロックヒルが楽にハナへ立った瞬間に1角手前で池添騎手のロザムールがペースアップしてハナを奪い返そうとします。しかしシャムロックヒルの団野騎手もハナを譲りません。ここが1つ目のポイントでした。
レイパパレは3,4番手からの競馬。ウインマリリンも積極的に好位へ。そしてアカイトリノムスメもレイパパレをマークします。
2つ目のポイントがここです。人気馬が固まったのです

理由2 人気馬が同じ位置に固まった

人気馬がほぼ同じ位置で隊列が流れると、1.2.3人気のガチガチで決まるか、全て飛んで大波乱になる両極端なレースになりやすい傾向が出ています。人気馬同士が牽制し合って、伏兵にチャンスが生まれます。これがスローペースで流れていたら、レイパパレとアカイトリノムスメの1.2着になっていたでしょう。

ここで前半3Fは34.1秒のかなりのハイペースに。ハイペースでも向正面でレイパパレが折り合いに苦労して引っ掛かります。アカイトリノムスメもレイパパレを抜かしては意味がないので抑えます。ハイペースで先行、折り合えない、3角で躓くという3重苦でレイパパレは4角先頭へ。ウインマリリン、アカイトリノムスメはあっさり後退。こうなると差し追込決着に!
捲ってきた16番アカイイト、中団で脚を溜めていた5番ステラリア、追込の11番ソフトフルート、2番クラヴェルが3着争いに突っ込んで来ます。人気馬が全て飛んだ原因はちゃんと理由があります。

人気馬が負けた原因
①かなりのハイペースで先行馬に苦しい展開
②人気馬が同じ位置に固まった
③レイパパレが折り合いに苦労
④ウインマリリンは中間の調教状態が悪く、万全ではなかった

一番事前に察知しにくいのは、②で人気馬が同じ位置に固まって位置することを予想することです。実際、筆者の展開予想ではアカイトリノムスメは中団でした。まさか戸崎騎手がピッタリマークするとは予想できませんでした。
例えば、アカイトリノムスメが7.8枠の外枠だったなら。戸崎騎手もマークすることはなかったでしょう。2枠3番だったからこそのルメール騎手をマークしての先行策。
各馬の並びは本当に大事だと思います。

しかし、この展開を読めた人が実際に馬券を当てているのです。
人気馬が同じ位置に固まった時】こそ、波乱の展開が待っていることを覚えておいてください。

昔なら、オルフェーヴルが負けた天皇賞(春)は人気馬がこぞってオルフェーヴルを包囲して人気馬が全馬後ろでした。人気馬が2.3着に来ましたが、単勝万馬券のネコパンチが逃げ切った日経賞は、ウインバリアシオンの武豊騎手とルーラーシップの福永騎手が後ろで牽制し合って仕掛けが遅れました。
このファクターを事前に察知したものだけが、大万馬券をGETできるのです。

余談

余談ですが、2021年、年末の関西テレビの川島さんの競馬番組で福永騎手が、レイパパレは引っ掛かるやろうなとある程度分かっていたとコメントしていました。
「それまで将雅が(川田騎手)、レイパパレを必死で我慢することを教えて教えて、折り合ってきたところ、大阪杯は苦肉の策だったと。コントレイルを負かすにはあの重馬場では逃げるしかなかった」としかし、次走以降は引っ掛かる可能性がかなり増えると福永騎手がコメント。(そんなことエリザベス前に教えて下さい…)

川田騎手はこれも察知してラヴズオンリーユーのアメリカ遠征行ったかな??(笑)
でもこれからに活かしていきたいですね!

アキノリ
アキノリ

このような展開を、これからの予想レースで発見したらすぐに載せますね!

タビ
タビ

2022年もエリザベス女王杯は阪神開催なので、覚えておきたいニャー

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