日本ダービー 展開予想

全てのホースマンが夢見る舞台。『ダービー馬の馬主になるには一国の主宰になるよりも難しい』とイギリスのチャーチルの言葉があるように全関係者が目指す舞台でもあります。

福永騎手が2018年、ワグネリアンの19回目の挑戦でダービージョッキーになった時、後輩の川田騎手がダノンプレミアムの馬上で泣きながら『おめでとう!勝ったよね!』と言った光景が今でも思い出せば涙が出てきます。ダノンプレミアムは1人気にもかかわらずです。2着のエポカドーロの藤原調教師が負けて悔しいはずなのに、1着の福永騎手を叩いて喜ぶ姿にまた感動。
何せ感動が押し寄せてくる日本ダービー。馬券だけでは片付けられないエピソードがたくさんあります。

では馬券検討に話を戻すと、人間で例えると甲子園決勝です。過去を振り返ると若干早熟で、甲子園だけ活躍してプロ(古馬)になって通用しない馬もいますが、ここから飛躍してプロ(古馬)になっても超一流の馬になっていった馬達もたくさんいます。世代レベルはこの時期の段階ではわかりませんが、日本ダービーが3歳(高校生)No.1決定戦なのは間違いありません。

近年は馬場が良く、内有利で外枠は不利な傾向が顕著です。土曜日や当日の馬場の見極めも日本ダービーの馬券検討には欠かせません。後は展開や馬の並びで着順がガラッと変わります。
調教はどの調教師もメイチで仕上げてくるのでそこまで重視するファクターではないかもしれません。
では過去の傾向から見ます。

日本ダービー(2022) 東京 芝2400m

人気順データ(過去10年)

1人気【3.2.2.3】複勝率70%
2人気【1.2.1.6】複勝率40%
3人気【3.3.1.3】複勝率70%
4人気【1.1.0.8】複勝率20%
5人気【1.2.0.7】複勝率30%
6〜9人気【0.0.3.37】複勝率7%
10人気以下【1.0.3.84】複勝4%

アナライズシートでの傾向

東京2400mはチャンピオンディスタンス。
強い馬がしっかり勝ち切る傾向です。2019年のように大逃げ馬がいて番手以降が落ち着いた流れになると大波乱もありますが、基本的には強い馬が強い競馬をするコース。

アナライズシートの傾向では、流れれば上がり上位順で来る可能性が高い。スローなら前残りで先行馬が勝ち切るレースでもある。
中団好位の皐月賞上位馬を軸にするのがベスト

皐月賞組が今年も強いのは明白。 それは中山の芝2000mが総合力が問われるコース形態だからです。
皐月賞はトラックバイアスが有り、内がかなり荒れていて不利でした。そう考えるとダノンベルーガやアスクビクターモアの巻き返しがあっても何ら不思議ではない。

問題はダービーでの枠順と馬の並びでジョッキーはどこのポジションにつけるのかが1番重要なポイントになるのです。
ダービーでのベストポジションは決まっています
例年通りのCコース替わり。騎手心理もファクターに加えての展開予想です。

展開予想

去年のダービーはかなり流れました。前半35.0秒はダービーの平均ペースより1秒前後速いです。
ステラヴェローチェが届いたのも納得です。

今年は14番デシエルトが今回は躓かなければハナ。もしくは3番アスクビクターモアが皐月賞と同じく押し出されてハナ。岩田康騎手も田辺騎手もビュンビュン飛ばす騎手ではありません。
よって今年のペースは去年の様なハイペースにはなりにくい筈です。
5番ピースオブエイト、2番セイウンハーデスや17番ロードルゼルも先行策。
この後ろあたりがベストポジションと推測します。
12番ダノンベルーガ、1番アスクワイルドモアが中団。
人気の13番ドウデュース、18番イクイノックス、15番ジオグリフは隊列が入れ替わる可能性が大です。スタートによってここは変わるでしょう。

何せベストポジションは5〜7番手辺り。ここから上がり最速を出せる馬が勝ち負けです。

馬券

◉【12】 ダノンベルーガ
ベストポジションに該当。皐月賞は馬場が悪い箇所を通るしかなかった。
共同通信杯組が強いと判断。上がり1位予想。

◯【3】 アスクビクターモア
ベストポジションより少し前だが、このペースでは近年のCコース替わりの先行馬は抑えないといけない。

▲【13】ドウデュース
皐月賞の位置取りは別にしても、上がり最速馬はダービーでは買い。
優等生なので出して行っても折り合うと判断。

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