大阪杯 回顧

吉田隼人騎手と川田将雅騎手の最後のハイタッチに涙が出た。そんな光景をよく見るのがルメール騎手。ダービーでハナ差負けた後でも勝者を労うあの姿勢がめちゃくちゃ好きだ。川田騎手も同期だからこそ自然にハイタッチが出たのかもしれない。
吉田隼人騎手の方が2歳上だが同期。藤岡佑介騎手も同期で鎬(しのぎ)を削っている。

入学当初、同期は17人で自主退学、技術不足による退学勧告、留年により、騎手としてデビューしたのは、上野翔、川田将雅、高野和馬、丹内祐次、津村明秀、藤岡佑介、水出大介(現調教助手)、吉田隼人の8人。 吉田隼人騎手はデビュー年は3勝の苦労人。
厳しい世界にいるのは外から見ても明白。外国人騎手や若手が出てくる中で、もうベテランになる存在の20期生の1,2着は同期対談を読んでいたのもあるがグッと込み上げてくるものがあった。 (現在は38期生までがデビュー)

今回は藤岡佑介騎手は人気で負けたわけだが、努力を正しい方向に向けて怠らなければ絶対にまた逆転する時が来る。20期生の騎手達にこれからも目が離せない。

回顧

年度代表馬がトラブル以外でここまで負けたのも初めて見ました。
横山武騎手は悲観される騎乗ではなかったです。あれでは誰が乗ってても負けていたでしょう。
競馬ファンはお金がかかっているから誰かのせいにするのは仕方ないかもしれません。でも騎手が批判されやすいのは馬が話せないからです。ファンはちゃんと競馬を見てから批判してほしい。マナーを守ってほしいです。

アナライズシートでは4角7,8番手以内で上がり2位〜4位が勝ち負け上がり1位は紐。追込は消し、という傾向でした。
では、実際の展開です。

隊列はほぼ予想通り。唯一違うとすれば、8番ポタジェと6番エフフォーリアの位置が入れ替わったくらい。4番ジャックドールがハナで15番アフリカンゴールドが番手。14番レイパパレも好位。問題は前半3F。36秒くらいで予想していたため34秒ちょっとで通過した時にこれは速すぎると感じました。(レース後、確認すると34.6秒)

1000m通過も58.8秒だったのでこれは差しが決まると心の中で思いました。
先行馬は崩れ、中団の馬達で決まる。エフフォーリアにももってこいの流れでした。

が、4角7,8番手以内で上がり2位〜4位が勝ち負け上がり1位は紐。のアナライズシートの構図がそのままの結果に。

1着ポタジェ/4角4番手、上がり4位タイ
2着レイパパレ/4角3番手、上がり10位
3着アリーヴォ/4角6番手、上がり1位タイ

やはり大阪杯はこれだけのハイペースでも追込は届かない。来年に向けてもはっきりしました。このレースは大外一気の追込は届かないのです。 スタートも良く、好位中団で速い上がりを使える馬が多いのも理由です。(ダート中距離GIと似ている)
エフフォーリアの敗因は謎のままです。位置取りも悪くなかったですし、ほぼ同じ位置のアリーヴォが来ている訳ですから展開に負けた訳でもありません。精神的な問題だと思います。秋華賞のソダシもこんな感じでしたね。

1番強い競馬をしたのはポタジェとレイパパレ。次にジャックドールだと思います。あの展開で5着に粘れるのは自力がないと無理です。
この3頭は宝塚記念で再戦があると思うので人気でも買うしかないと思われます。

何せ、産経大阪杯(GII時代)も含め今までで1番速い流れになった大阪杯。
生観戦していたヒルノダムールが当時レコードで勝った大阪杯より痺れました。あの時のダークシャドウとエイシンフラッシュを今でも鮮明に覚えていますがそれを越える衝撃でした。
最高の熱い戦いを見せてもらい、馬券は外しましたが勉強になりました。
次こそは的中したいと思います。

注釈 ※オッズの歪みが出ています。(黄色部)ポタジェは単勝8人気の複勝6人気。これはよくあります。
注目すべきは8からのワイドがかなり売れていたこと。やはり単複人気だけに捉われず、連系の馬券のオッズにも注目する事が大事です。昨日の勝者は複勝を厚く張った人達です。エフフォーリアとポタジェの馬連を持っていた人や2頭軸で買っていた人は悔しいですね。本調子なら当たっていたかもしれません。

馬券の反省

【6】 エフフォーリア軸の3連複フォーメーション
6 – 9,10 – 4,5,7,9,13(資金振り分け)
6-10の馬連&7,9,10のBOXワイド

アキノリ&タビ
アキノリ&タビ

競馬に絶対は無いとまた再確認。そのためのBOXワイドも買ったのですが3,4着…
敗因は開幕週の金鯱賞を上がり1位4着、ポタジェを中2週でも紐に入れる予定でしたが、調教が2週とも軽かったため軽視しました。
友道厩舎恐るべしです。また勉強になりました。



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